毎年12月になると、一年の終わり
を感じて、今年あったいろいろな
出来事を振り返るでしょう。

そして、大晦日は新年を迎える
前の一年の終わりの日ですが、
一年の最後に行う行事で一年の
終わりという気持ちを強めて
くれるのは除夜の鐘です。

この大晦日に鐘をつくことには
どんな意味がある
のでしょうか?

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除夜の鐘の108回にどんな意味がある?

日本のお寺では大晦日の日に、鐘が
108回つかれますが、108回つくこと
には意味があります。


しかし、除夜の鐘をつく意味について
は複数の説があるので、本当の理由は
定かではありません。


一説には鐘をつく理由は、人の心に
ある煩悩(ぼんのう)をはらう理由

があるそうです。


この、煩悩というのは、人の心を
悩ませたり、惑わせたり時には苦しみ
を与えたりする心の乱れのことで、
これらは6つの感覚器官を通して影響
を受けます。


その6つは、眼、耳、舌、鼻、身、意
です。


そして、受ける影響には感情が関係
して、その感情には、気持ちが好い時
の好、気持ちが悪い時の悪、どうでも
よい時の平という3種類があります。


ここまでで、6と3という数字が出て
きました。

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さらに、影響を受けた時の反応が浄と
染という2つに分かれて、浄がきれい
という意味で染が汚いという意味が
あります。


さらにこの2類を時間ごとに分類し、
過去、現在、未来の3つの時間が
関わるように配分します。


それで、2と3という数字が出て
きます。


これまで出てきた数字を掛け合わせ
ると、6×3×2×3になり108回になり
ます。


少し専門的な説明ですが、このよう
に仏教のでは人には百八つの煩悩が
あるとされていて、これが108回鐘
をつく理由だという人もいます。

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さらに、別の除夜の鐘を108回つく
意味として考えられるのが、108回
の鐘が一年間を表すという考え方

です。


まず、一年を12の月に分けてから、
春夏秋冬の4つの季節に分けます。


私たちが日常で気にするのはここ
までですが、一つの季節を6つに
分けて考え24の期間を表す二十四
節気という考え方もあります。


立春や春分などがこの考え方にあたり
天気予報などで聞くことがあります。


古代中国においては、二十四節気を
さらに約5日ごとに区切り3つに分けた
七十二候という考え方があり、立春
を東風解凍、黄鶯睍睆、魚上氷などと
細かく区分していました。


それで、12の月と24の節気と72
の候の数を足すと108になるので、
一年の終わりに108回にわたって
鐘をつくと考える人もいます。

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もう一つの考え方は、四苦八苦を取り
払う目的があるとされていて、仏教
では苦の種類を四苦と八苦に分けて
います。


4×9四苦+8×9八苦=108なので、除夜の
鐘も108回つくと考える人もいます。

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いずれにしても、一年の最後に鐘を
つくことは元は中国の仏教が由来
の習慣です。


しかし、現代の中国では旧正月を
祝い賑やかに過ごすので、日本の
ように12月31日にお寺の鐘をつき、
鐘の音を心に染み入らせるという
習慣とは少し異なります。


除夜の鐘の時間に決まりはあるの?

最後に除夜の鐘をつく時間にも決まり
があるそうで、107回目までは前年の
うちについて、最後の一回は年が
明けてからつく
のです。


それで、23時59分までにすべての
鐘をつき終えるのではなく、深夜
0時になってから最後の108回目を
つくやり方が正式なつき方です。


そのため、テレビで放映される
ような寺院では、きちんと24時に
終了させるために鐘をつく時間を
早めにして、時間を調節しています。


それで、多くの寺院では22:40頃
からつき始めて、希望者は無料で
鐘をつくことができるようにして
あります。